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  • 執筆者の写真kumamoto prism

第31回 プリズム交流会 報告


 今回は、西日本新聞(2019年8月12日(月)〉に掲載された、『発達障害 学ぶ場は 「通級教室」希望でも入れず 需要急増、教員が不足…』の問題について意見交換をしました。https://www.nishinippon.co.jp/item/n/529530/ ※リンクが外れる可能性あり

 そもそも特別支援学級とは、学校教育法72条に「視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者又は病弱者(身体虚弱者を含む。)に対して、幼稚園、小学校、中学校又は高等学校に準ずる教育を施すとともに、障害による学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けること。」と規定されたもの。  現在は、就学基準に該当していても就学先が特別支援学校に限られることはなく、その他の進学先も検討することができますし、障害の程度が就学基準に達しない子どもの場合は、特別支援学級・通級による指導を受けるか、通常の学級に在籍して支援を受けることができるようです。  通級教室(通級指導教室)とは、 発達障害など比較的障害が軽いとされる子が、通常学級に所属しながら原則週に1~8時間、別室で自分の障害の特性を知ったり、障害の影響を和らげたりする内容の指導を受ける。社会性が身につく、落ち着いて勉強できるといった効果が期待される。知的障害など比較的重い障害を抱える子が通う特別支援学校や小中学校の特別支援学級とは別で、2018年度からは高校にも拡大された。

出典:2019-03-14 朝日新聞 朝刊 新潟全県・1地方

 この通級学級が足りないとは、それを担当できる先生に限りがあるということ。全国の津々浦々まで統一した内容で実践することは困難に等しいだろう。しかし、制度として始まっていることから、先生らの努力に任されているといった側面があるのかも知れません。

 話し合いでは、色々な体験や状況説明が行われる中、漠然と起きた課題に怒りをぶつけるばかりではなく、教育の現場の状況も把握しつつ、家族側もキチンと教室の運営に関わることが大事ではないかとの意見でまとまりました。大事なことは子供たちの社会性や就労への取組みなのですから。

 やはり当事者である学生さんの言葉は重みがあります。今日の機会をありがとうございました。

 次回開催は、8月24日(土)10時~ 熊本市障害者福祉センター希望荘3階


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