プリズムに参加しておられる会員様が、自分たちの地元での当事者・家族の会を立ち上げられました。プリズムの活動としても応援しつつ、報告させて頂きます。
12月16日、阿蘇郡西原村の施設「山河」大会議室で、子ども達を支援する「にしはら ぼんどの会」発起式を行われました。
記念講演に南小国町立中原小学校校長(阿蘇郡市特別支援研究会会長)楠田明弘先生を迎え、阿蘇地区や県内の特別支援の現状について話していただきました。 西原村の小・中学校の保護者、教育関係者などが集まり、和やかなスタートとなりました。
「にしはら ぼんどの会」は子どもの不登校などの悩みを共有した保護者達が中心になり、同じような思いををしている子ども達を共に支援していこうということで立ち上がりました。【ぼんど=くっつける、つないでいく】 という意味で会の保護者の子どもが名づけられました。
「これから、地域の子ども達や保護者とつながることで、共に支え合っていけるような、ぼんどの役目になっていきたいと思っています。」と発言されました。
本当に嬉しいことですね。私たちの考え方は、行政や学校等に依存するのではなく、当事者・家族の会として共に地域を作り上げていくパートナーとしての存在です。一つの会で県内全部を支える事はできません。同じ思いの仲間がそれぞれに自立しながらも一緒に考え、励ましたり、支えあって未来を築いて行こうとする姿です。
発達グループは、個性が強く、自分達だけで組織化することは難しいと言われてきました。それは、障害の特性・程度、年齢、地域の理解、家庭の環境、経済的要因、働く意欲など、様々な部分で意見の相違があったからです。しかし、それでは未来派開かれませんよね。意見の相違を多様性として受け入れてこそ共生社会に一歩近づくと思います。他者が受け入れないのではなく、自分達が開いていないから近寄りがたいということを反省しつつ、啓発にも取組み続けたいと思います。
プリズム事務局
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